陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」で有名な陸上自衛隊朝霞駐屯地。
ここも、帝国陸軍施設→米軍駐屯地→自衛隊駐屯地という歴史を辿っております。
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米軍進駐時、キャンプ・ドレイクと呼ばれた基地は朝霞地区だけではなく周辺の新座市
和光市、練馬区と膨大な地域にわたっていました。(詳しくはwikipediaへ)
そして、北側のキャンプノースと呼ばれた地区に「リトルペンタゴン」という建物が
造られて情報、戦略通信隊が設置されていたそうです。
そのリトルペンタゴンがあった地区はすでに日本に返還されていますが、
長い間フェンスに覆われておりました。
そして、この米軍施設跡地の利用の仕方を巡って県と市と市民の間でいろいろと
議論がなされ、だれもが利用できる施設をと市民の方々が尽力された結果、
フェンスが覆われていた1部が、2012年の11月4日に「朝霞の森」という広場として
一般公開されています。
それでもまだ大部分がフェンスの中にあり継続して跡地利用の議論をしているそうです。
実はこのフェンスの中、基地のあった面影があるくらいに思いがちですが、
なんと当時の建物も現存していたり(もちろん痛んでいますが)なんといっても
街区をそのまますっぽりと覆ってしまっているのでその街区の整備の仕方や
雰囲気がわかるなどかなりの特殊な史料として残っています。
建物はもちろん危険性もあるので、そのまま使ったりはできない様ですが、
代々木公園のデペンデントハウス同様に相当貴重なのではないでしょうか。
そして、その貴重な史料が残るキャンプ・ドレイク跡地ですがなんと!今月の6月22日に
朝霞市主催で基地跡地見学会が開催されるそうです!実に4年ぶりだそうです。
しかし残念ながら朝霞市民のみのようですが、市内在住の方は是非見て頂いて
現状を教えていただきたいものです。
詳しくは基地跡地利用に関するこちらのブログへ。
キャンプ・ドレイクは進駐軍の住宅地区とは関係ないのでこのブログに
書くか迷いましたが、実は私は学生時代にこの辺りを通学路としておりました。
駅前にまだロンドンバスがあった頃です(笑)
今から20年以上前ですがその頃から「ここはなんだろう?」と思いこそしましたが、
調べるまでには至りませんでした。
ですので、全てを取り壊してしまってなかった事にしてしまうというよりは、
歴史的な事実を踏まえ、自然と共生するような新しい未来の施設に
していってほしいと思います。
最後にフェンス越しでも十分見られる”キャンプ・ドレイク”を
撮ってきたので載せておきます。
- 広場は広く手作りの遊具が楽しそううです。
- こういったベンチも市民の方々が手作りされているそうです。
- 広場のすぐ隣は未だフェンスで囲われた「キャンプ・ドレイク」
- 位置的に推測すると「リトルペンタゴン」の建物基礎ではないでしょうか。
- こちらも建物の基礎
- 手前に標識、奥に消火栓が見えます。
- 何かのタンクが転がっていました。
- リトルペンタゴンのフラッグポール。ここに星条旗と日の丸が掲揚されていたのでしょうか。
- 建物がありました。
- こちらは給油所?的なキャノピーで、雰囲気があります。
- パーキングサイン
- 見上げると当時のものと思われる電柱が。
- こちらも消火栓
- 学生時代はこの看板を不思議に見ていました。
- 「A AVE 9TH ST」
- 電柱に絡む木が時間を感じさせます。
- 分電盤的な物
- 消火栓が埋まっています。この下に当時の道路があるのでしょうか。
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