「アメリカ式家政法」


アメリカ式家政法

日本がGHQの占領下にあった時代、代々木のワシントンハイツなど、
デペンデントハウスがあった住宅地区では日本人のハウスメイドが
雇われていました。

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この「アメリカ式家政法」はその日本のハウスメイドに向けた
アメリカンハウスでの家事、料理等の方法を記した書籍です。

出版年は1948年。DEPENDENT HOUSINGと時を同じく出版された本です。
(この本自体は4刷の様で1949年発行になっています。)

いわゆるマニュアル本といった感じですがこの本自体はGHQが作った訳でなく、 本文の
言葉でいうと「背景を異にした人たちの間の相互の理解と親睦を醸し出すのに役立てば」
と進駐軍人の奥様方、婦人会の有志によって書かれたとの事です。

内容はと言うと、

  • 掃除の仕方
  • ベッドメイキング
  • 電気器具の手入れの仕方
  • 洗濯の仕方
  • 子どもの世話の仕方
  • 家庭での看護の仕方
  • キッチンの手入れの仕方
  • 給仕、テーブルセッティング法
  • 料理と調理(レシピ集)

と多岐に渡り各項非常に細かい所まで指示がしてあります。
「一般には電熱器具は家具より3フィート位離します。」とか。

アメリカ式家政法物干

文自体は英語の物を翻訳して併記されているのですが、
冒頭に編者の「おことわり」として面白い一文が。

「本書は進駐軍家族と日本人ハウスメイドの間の言葉の不便を取り除くものだ」
とした上で、

従つて本書中「いかなる場合にも看護中の病人や子供に對しては、日本の食物を與えてはいけない」とか、「日本の土は寄生蟲を宿しているから、子供を裸足で歩かせてはいけません」など、日本人として肯きかねる節もありますが、頂門の一針、他山の石として省みることも強ち悪いことでもないと思われたので省略しないで原文の儘譯して頂きました。

とありました。つまり簡単に言うと

「病人とか子どもに絶対日本の食べ物をあたえちゃだめよ」とか「日本の土は寄生虫がいるから子供を裸足で歩かせないでね」とか日本人としてはちょっとムカつくとこあるけど、ここはぐっとこらえて良く考えてみるのも今後にとっては悪い事じゃないかな〜と思ったのでそのまま載せといたから、理解してクレームはなしね。

という所でしょうか(笑)この頃の日本人の子ども達がはだしで走り回っていた様な
事を考えると、なんとも時代背景や占領するものされるものの違いなどが見て取れて、
面白いですね。

アメリカ式家政法背表紙

この頃から64年経っていますが、機械が新しく進化しても「やっている家事」は
あまりかわりませんね。変わった事と言えば「家事をやる人」が
半分、男になった事くらいでしょうか(笑)

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「アメリカ式家政法」 への1件のフィードバック

  1. ピンバック: デペンデントハウスのハウスメイド事情 | Thinking for the House

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