「彩られた貴婦人」と呼ばれる街


Painted Ladies
Painted Ladies / McCanon

この伝統的な建築のディティール、なんともカラフルな色使いが特徴的な街並は
アメリカ、サンフランシスコのアラモスクエアという所にある住宅地区だそうです。

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この観光名所にもなっている住宅地区は
Painted ladies(ペインデット・レディ〜彩られた貴婦人〜)」
と呼ばれています。なんともアメリカらしい粋なネーミングです。

実はこの住宅地区、新たに造られた訳ではなく1800年代中期〜後期のゴールドラッシュに湧いた頃建てられたビクトリアン様式の住宅を再び蘇らせたものだそうです。

書籍「アメリカの住宅生産」の中にその過程が書かれていました。

1960年代後半になって、サンフランシスコのかつての魅力的なビクトリアン様式の町並みを再生し、それぞれの住宅に建設当初の色彩を復活して、町並み全体を活性化させようという「カラーリスト・ムーブメント(色彩運動)が誕生した。熱烈な町並み保存運動家たちもこの運動に加わり、やがて家主たちも勇敢かつ創意工夫をを凝らして、住宅に色彩を試みるようになった。不動産開発業者は、これらの色褪せていた古い住宅の中に埋もれていた潜在的に優れたものを持っている住宅を発見して、激しい取り壊しの波から守っていった。※1

このビクトリアン様式の住宅は当時5万戸建設されましたが、現在では1万3000戸まで減ってしまった様です。

しかしこうした保存家、家主、不動産業者、行政の一体化した町並み保存の運動により
新たな価値を吹き込まれて蘇っているのですね。

なんと「ペインテッド・レディーの修理法」というメンテナンス方法を
標準化した本まであるのだそうです!

こういう話を聞くと日本の”建てて壊してまた建てる”住宅政策が
なんとも悲しくなりますが、住民1人ひとりが”自分の住む町”の
ことを考えなくてはいけない時代なのかもしれません。

Painted Ladies, San Francisco
Painted Ladies, San Francisco / sw77

※1 書籍「アメリカの住宅生産」住まいの図書館出版局より
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カテゴリー: アメリカンハウスデザイン, 住環境 タグ: , , , パーマリンク

「彩られた貴婦人」と呼ばれる街 への4件のフィードバック

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