11月3日に航空祭が行なわれた航空自衛隊入間基地のお隣、
稲荷山公園の一画にある狭山市立博物館。こちらで行なわれている企画展
「ジョンソン基地とハイドパーク展〜アメリカ文化に触れた頃〜」に行ってきました。
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線路沿いに歩いて行くとカラフルでオールドアメリカンな
いい雰囲気の今回の企画展の看板が見えてきます。
入場料を払い(なんと150円!)内部に入ると展示は2フロア構成になっていました。
まず1Fのホールの様な展示場には当時のジョンソン基地の周辺の様子の写真の
スライド、映像、が流れています。(とある有名人もチラッと写っているそうです。)
ここでいきなり釘付けです(笑)
さらにうしろの壁面にはその映像の中に出ていたであろう基地内で使用されていた
看板、標識類の実物が展示されておりました。
時を経た本物の存在感、書体、大きさもあり見応えがあります。
2階の本展示室は壁面沿いに稲荷山公園の歴史の展示です。
といっても歴史としてはジョンソン基地ができる時代からずっとさかのぼって
大正時代の陸軍特別大演習の解説から始まります。
その後陸軍航空士官学校になるのですがその時代の軍隊手帳や襟章、
飛行機教程(教科書)などの実物展示が見られました。
圧巻だったのは航空士官学校長の制服で、おびただしい数の勲章が付いており、
しばし立ち尽くして見てしまいました。となりにおられた初老の男性も
「すごいね~。俺だったらひれふしちゃうな。」と。いや私もですが(笑)
ついに終戦を迎え陸軍航空士官学校は米軍に接収されジョンソン基地となります。
名前の由来などの展示もありました。
こちらも 「IRUMA BX」と書かれた基地内の売店の腕章や食器、
ジョンソン空軍基地柔道クラブのパッチなど現物の展示が見られます。
またジョンソン基地以外のワシントンハイツのドアノブであるとか
グランドハイツの計画図などの実物展示もありました。
尚、今回の展示で凄かったのは当時を知る多くの関係者に詳細な聞き取り調査をしており
写真や実物などとあわせて展示されていた点です。これはやはり地元の博物館でないと
なかなか成し得ない本展示の一番の見所かもしれません。
あとは展示室中央の1/150スケールのハイドパーク住宅地区の模型も見応えがありました。
等高線も忠実に再現しているのだそうです。また1/35の将校用ハウスの模型もあります。
こちらはすべてボランティアの方がつくられたのだそうです。
そんな時代を経て来たジョンソン基地とハイドパーク(現稲荷山公園)ですが現在でも
周辺に当時のハウスが残っており、今回の企画展では第2展示会場として実物のハウスを公開しておりました。
という事で館内展示を堪能し、早速第2展示場へ!
と第2会場の公開ハウスの様子をお伝えしようと思いましたが、今回は
その様子を「ふっさ ハウスを守る会。」さんのHPに寄させていただきました。
ありがとございました!
是非、その第2会場の様子を見てみてください。
- ふっさ ハウスを守る会。(第2会場の公開ハウスの様子)
※会期、今後のイベント情報などは狭山市立博物館HPをご参照ください。
- 狭山市立博物館(HP)
※追記 稲荷山公園周辺の他のハウスはこちらのブログに掲載されておりましたので
リンクさせていただきました。kuniesakushinsyuさんありがとうございました!
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