「ワシントンハイツ」~GHQが東京に刻んだ戦後~


明日5/22は地上634mを誇る、東京スカイツリーがオープンだそうです。先月オープンの渋谷ヒカリエといい、またひとつ東京に大型商業施設が誕生しました。

東京の大型商業施設と言えばインパクトがあったのは六本木ヒルズで、2003年のオープン当初、複雑な施設案内図を片手におのぼりさんになったものでした。中でも海抜250mの展望台は東京タワー展望台を下に見ると言う、何とも不思議な感覚でした。

そして当時この「ワシントンハイツ」の冒頭で語られた様に、まさに私は六本木ヒルズの眼下にあれ?あんなところに森?ヘリポート?と気づきながらも非日常のキレイなほかの景色にその存在を忘れてしまったニッポンジンでした。

「ワシントンハイツ」~GHQが東京に刻んだ戦後~ は戦後の日本がいかにアメリカの意向によって作られて来たか、そしてそれが現在まで脈々と続いているのだという現実を、関係者の証言と資料を元に私たちに突きつけます。そして取材に6年の歳月を費やし、膨大な資料をまとめ上げた著者の並々ならない思いが伝わってきます。

その物語が、代々木公園一帯にあった帝国陸軍代々木練兵場跡地にできた米将校用の扶養住宅地「ワシントンハイツ」を中心に語られています。

六本木ヒルズの眼下のヘリポートもその「意向」のひとつで、実は都内にはそう言えばなんでここ米軍施設なの?という所があったりします。(4月に行った多摩リクリエーション施設もしかり)

そう言う、日常の東京に生きていて疑問にも思わなかった疑問に気づかせ、また別の視点から「トーキョー」を紐解いていこうというのが本書の本筋です。

この本を読んでいると、今の日本が親米なのが当時のGHQによって政策としと進められたからであると、30と数年しか生きていない者には抗えない事実に、なんとも暗い気持ちになりますが、その事実すら知らないこれからの新しい世代の方たちに是非読んで頂きたい本です。

本書を片手に東京スカイツリーの展望台に登れば、また別の「トーキョー」が見えてくるかもしれません。

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